10月19日（土）、20日（日）にアルメニアのエレバンにて開催された「空道ユーラシアンカップ」。
全13カ国（日本、ロシア、アルメニア、アルジェリア、オーストラリア、チェコ、フランス、ジョージア、インド、イラン、カザフスタン、キルギスタン、マルタ）からエントリーがあり、日本からは4名が出場した。

昨年の世界選手権女子-220クラス優勝の小野寺玲奈は3人リーグ戦でロシア人選手に延長判定負け、同世界選手権－240クラス準優勝の曽山遼太（白・大道塾岸和田）はー240クラス4人トーナメント準決勝で判定負け、中川昇龍は－230クラス１回戦で判定負けしたものの、世界選手権－2３0クラス準優勝の佐々木龍希は－230クラス決勝でロシア人選手に延長判定勝ち。
情報によると－230クラス以外の全カテゴリー、優勝はロシア人だったとのこと。
佐々木も敗れていたら「やっぱり昨年の世界選手権で日本が8カテゴリー中、６つの王座を獲得できたのは、ロシアが出ていない大会だったからなのだろう」と評価されかねない状況だっただけに、日本の威信を守る勝利だったといえよう。

「ジョージアの選手が決勝進出した一方で、ロシアやジョージアの選手たちに健闘する選手も多くおり、3位にインドやイランの選手が多く入りました」と、長田賢一・全日本空道連盟理事長。
世界への競技の拡がりを感じさせる大会となった。
　

小野寺とロシア人選手の試合。いかんともしがたい体格差を感じる……