無差別 2015 コメント 一般・女子

一般の部・女子の部 出場選手コメント

一般部:

優勝:清水亮汰

準優勝:目黒雄太

第3位:田中洋輔

第4位:押木英慶

第5位:加藤和徳

第6位:野村幸汰

第7位:小芝裕也

第8位:國枝厚志

特別賞:川下義人

特別賞:渡辺慎二

女子部:

女子部優勝:大谷美結

一般部 優勝
総本部 清水亮汰

練習について

朝練(サンドバックやランニングなど)
昼練(サンドバックやウエイトなど)
夜練(定時稽古)+軽い自主練など

体の疲れ具合を見て行いました。
サンドバックではただきつくやるだけでなく早く強い打撃を意識しながら一発一発やりました。ウエイトの量も増やしました。寝技の形の打ち込みなども多くやりました。

試合結果について

二回戦目:
一試合目ということもあって体が動かなかったです。

三回戦目:
とてもやりにくかったです。最後に何とか効果を取っての勝利でした。

準々決勝:
勝つために作戦を立て、徹底的に実行しました。

準決勝:
もう少し攻めに行けたのではないかなと思いました。

決勝:
試合中とても楽しかったです。スピードが速くてついていくのがやっとでした。

今後の目標

今回の無差別優勝という結果に満足せず、また次の体力別で優勝狙って頑張ります。

海外遠征への参加

参加希望です。

今後世界大会やワールドカップがあるのでそれに向けて海外遠征での試合やセミナーでの外国の選手との交流はとてもいい経験になると思います。

 

一般部 準優勝
長岡支部 目黒雄太

練習について

・大会に臨むにあたり、どのような練習を行いましたか?

月曜日:サンドバッグ・ミット・組み技・スパーリング
火曜日:基本・ミットorサンドバック・組み技・投げ・スパーリング
水曜日:基本・移動稽古・ミット・スパーリング
木曜日:基本・技の反復練習・スパーリング
金曜日:基本・移動稽古・組み技・投げ・スパーリング

この中で週3~5で練習しました。時間は1時30分~2時間程度です。

そして、体力強化と技の確認のために練習が終わったあとに空道ルールのスパークリングを連続人組手のような感じでその時練習してた人にお願いしてやりました。

あと、筋トレで懸垂30回を朝・昼・夕を週4くらいでやりました。

30回できない時は体が上がれなくなるまでやりました。

・その練習はどのように生かされましたか?

体力がいつもよりついたので延長戦で力尽きなかったです。

・その練習方法についての反省・改善点はありますか?

出稽古等にでてみて、普段やらないような人ともスパーリングしてみたいと思います。

あと、寝技も練習して出来るようになりたいです。

試合結果について

・試合の結果について、どのように分析しますか?試合ごとに記入してください。

二回戦:自分の方が遠くから蹴れるため、遠くの間合いで戦いました。

三回戦:パンチが強いので蹴りで間合いをキープしつつ攻める事ができました。

準々決勝:組み打撃が封じられていたので相手選手がいつもの動きと違ったため勝てたと思います。

準決勝:寝技から逃れることができて良かったです。

決勝:距離が相手の方が遠く、相手を崩すことができなかったので負けたと思います。

今後の課題について(選手として今後の目標、または指導者として後進へ何を伝えていくか)

出場できる大会は全て出て行きたいと思います。

指導者としては教えたりする事が得意ではないので試合や普段の練習で何かを学んだり感じてくれれるように頑張って行きたいと思います。

来年以降の海外遠征(試合・セミナー)に参加したいと思いますか?またその理由も記入してください。(一般部のみ)

参加したいと思います。

言葉も違うし日本とは違うものばかりで色々な刺激をうけたり、海外遠征でしか分からない事がたくさんあるからです。

 

一般部 第3位
御茶ノ水支部 田中洋輔

練習について

・大会に臨むにあたり、どのような練習を行いましたか?
平日は時間を確保できるときは走り込み、自重トレーニング等のフィジカルトレーニングを中心に行い、土日祝日を中心に運動量の多いミット、スパーリングなど対人系の練習を多めに行うようにしました。

・その練習はどのように生かされましたか?
フィジカルも対人練習もインターバルトレーニングを参考に短時間で集中して追い込むことを意識したため練習量は少ないながらもスタミナは少し向上したと思います。また、打撃・投げ技・寝技バランスよく練習したのでそれぞキワの攻防でうまく動けたと思います。

・その練習方法についての反省・改善点はありますか?
組み手だけではなく打撃・投げ技・寝技それぞれのベースを上げるために技研究の時間をもっと取れればいいと思いますが、今の自分の環境ではこれがベストに近いと思います。

試合結果について

・試合の結果について、どのように分析しますか?試合ごとに記入してください。

1試合目 VS三浦秀人
投げ→寝技の流れで狙い通りダメージなくスムーズに勝つことができました。

2試合目 VS寺口法秀
数発打撃はもらったものの投げで試合を優勢にすすめ判定勝ち。
対戦相手の寺口選手のフィジカル的な強さ印象に残りました。

3試合目(準々決勝) VS国枝厚志
本戦で寝技で一本勝ち。
相手が意識的にプレッシャーをかけてきて消耗戦を覚悟しましたが、
うまく投げることができ得意のパターンに持ち込むことができました。

4試合目(準決勝) VS目黒雄太
延長戦効果判定負け。対戦相手のスピード・反応が良く、警戒してあまり手数を出すことができませんでした。平常心で戦えることでは自分の強みであると思いますが、それが淡泊な試合につながってしまうことも多々あり、改善すべきところでもあると思います。

今後の課題について(選手として今後の目標、または指導者として後進へ何を伝えていくか)

北斗旗体力別での優勝は必ず成し遂げなければいけないことだと考えており、最大の目標はロシアの選手に勝って世界大会もしくはワールドカップでの優勝です。また、今後も空道を軸としつつ、様々な格闘技も日々稽古を重ねて少しでも長く現役の選手として結果を残し、成長を続けていきたいと考えています。タイミングを見てMMAや柔術・コンバットサンボ等にも積極的に挑戦して行きたいです。ほかの空道の選手より他競技に挑戦した経験をもっていることが自分の強みであると思うのそれを後輩に伝えていきたいです。

来年以降の海外遠征(試合・セミナー)に参加したいと思いますか?
またその理由も記入してください(一般部のみ)

仕事の日程の調整がつけば是非参加してみたいです。以前ドイツ遠征に参加させていただいた際に、空道を通じて様々な国の人と交流を持つことができ、自分の人生でも非常に貴重な経験になりました。「マーシャルアーツコミュニケーション」という言葉を実感することができました。海外選手とはライバルとして世界大会では国の威信をかけてぶつかりあっていますが、それ以前に空道という競技にともに打ち込んでいる仲間であるので試合を通じて切磋琢磨したいです。地域で言えば特にロシア・東欧の選手のレベルが特に高いと感じているので、そこでの試合に特に興味があります。今の日本はそこまで外国勢に対して技術的な優位性を持っているとは思っていないので、セミナーというよりは強くなるために謙虚な気持ちで臨みたいと思います。

 

一般部 第4位
新潟支部 押木英慶

練習について

・大会に臨むにあたり、どのような練習を行いましたか?
ランニング・ウエイト(デッドリフト・ハイクリーン)

・その練習はどのように生かされましたか?
身体がよく動きました。

・その練習方法についての反省・改善点はありますか?
もっと技術練習をしたかったです。

試合結果について

・試合の結果について、どのように分析しますか?試合ごとに記入してください。

一回戦:
試合直前までアップをしていたのでいつもより身体がよく動きました。

二回戦:
自分と組手のスタイルが正反対なのでもつれました。

三回戦:
蹴りがよく当たりましたが、もっと自分から積極的に攻めていけば良かったと思いました。

準々決勝:
本戦で先にこちらがポイントを先取してからは守りに入ってしまい手数が少なくなってしまったのは残念です。

準決勝:
相手を警戒し過ぎて自分から積極的に攻める事が出来ませんでした。

今後の課題について(選手として今後の目標、または指導者として後進へ何を伝えていくか)

日本一

来年以降の海外遠征(試合・セミナー)に参加したいと思いますか?またその理由も記入してください。(一般部のみ)

経験の為にも外国人選手とは戦いたいです。

 

一般部 第5位
吉祥寺支部 加藤和徳

練習について

・大会に臨むにあたり、どのような練習を行いましたか?
いつも通りシャドー、ミット、サンドバック、首相撲、ライトスパー、試合形式のスパー

・その練習はどのように生かされましたか?
打撃中心の戦いにおいて生きたと思う

・その練習方法についての反省・改善点はありますか?
掴みなしでの打撃の練習と、打撃なしの掴みの練習をもっとしておくべきであった。スタミナのトレーニングがあまり出来てなかったのがよくなかった。

試合結果について

・試合の結果について、どのように分析しますか?試合ごとに記入してください。

二回戦:
倒そう倒そうと意識し過ぎたのか、いまいち打撃が入らなかった、試合中ものすごく疲れた

三回戦:
あのまま絞められ続けてたら失神するところだった、ものすごく疲れていて自分の動きが出来なかった

準々決勝:
ものすごく疲れていて動けなかった、相手選手のスピードにまったくついていけなかった、体格差のある相手を圧倒出来ない時点で完敗だと感じた

全試合を通してスタミナが全然足りてなかった。

今後の課題について(選手として今後の目標、または指導者として後進へ何を伝えていくか)

一日5~6試合をベストで動き続けられる肉体とスタミナ。
寝技での極める技術。
無差別を制する者が真の王者だと思うので、来年は必ず頂点を獲る。

来年以降の海外遠征(試合・セミナー)に参加したいと思いますか?またその理由も記入してください。(一般部のみ)

海外には未知な力の選手がゴロゴロいると思うので、必ず自分の成長につながるので参加させて頂けるのであればありがたいです。

 

一般部 第6位
札幌西支部 野村幸汰

練習について

・打撃中心に練習を行い、戦い方を考えながら行いました。
・一回戦、二回戦で考えた通りの戦い方が出来ました。
・まだまだ打撃やディフェンスが出来ていないので、今後も打撃中心で練習を行っていきます。

試合結果について

・一回戦、二回戦は練習で考えていた通りに試合が出来ました。打撃を練習していけばもっと良くなると思います。
・負けた試合では、相手の研究や戦い方など頭ではわかっていたが相手の方が実力が上手でした。

今後の課題について(選手として今後の目標、または指導者として後進へ何を伝えていくか)

・今後も日本一、世界一を目指していきます。

来年以降の海外遠征(試合・セミナー)に参加したいと思いますか?
またその理由も記入してください(一般部のみ)

・来年も海外遠征へ参加希望。日本では自分と同じくらいの相手がいないので大きい相手と戦えること、国内の試合は少ないので実戦で経験を積みたいです。

 

一般部 第7位
岸和田支部 小芝裕也

練習について

私は大学講師をしながら大学院に通っています。大学院が最終学年ということもあり、道場での練習は週に1回、11月に入ってからも週に2回が限界という状況でした。道場では、品野支部長の的確なアドバイスの下、長所を生かす練習に焦点を当て、試合までになんとか仕上げていきました。練習不足を補うため、日常生活では少しでも時間が空けばウエイト、その時間もなければ1日5分でもトレーニング、禁酒、疲労を極力残さない、などできる努力を積み重ねてきました。しかし、今回の大会では練習不足は否めませんでした。連戦を戦い抜くスタミナ、そして精神的なタフネスが足りませんでした。今後は普段の練習でも2部練をするなど、トーナメントで戦い抜く心身を養う必要があると感じました。

試合結果について

一回戦:
比較的相性がよく、掴んでからの打撃で効果を取ることができました。しかし、最後まで気が抜けず、全日本の層の厚さを感じる一戦でした。

二回戦:
打撃・組み・寝技の全てに隙がなく苦戦しました。延長戦でなんとか打撃をいれて勝てた印象です。

三回戦:
ケガ・疲労はピークでしたが、自らを鼓舞して「もう一試合」、「次勝てばベスト8」と自分に言い聞かせて試合に臨みました。相手は、独特な間合いで勝ちあがってきた尊敬すべきベテラン選手でしたが、なんとか勝利を掴むことができました。

四回戦:
ベスト8という雰囲気にのまれました。打撃に付き合いずるずると負けていった印象です。今考えると、掴んでから寝技に展開するなど色々と他にやり方はあったように思います。延長の末、効果判定負けとなりました。

今後の目標・課題

無差別での入賞が偶然だったといわれないよう体力別ではしっかりと結果を残します。-230のリミットにゆとりがあるので、増量、投げや寝技の強化などやるべき準備をきっちりして春の大会に臨みたいと思います。

海外遠征への参加について

是非参加したいです。個人的にも海外の支部に出稽古に行ければと考えています。もう少し、海外支部の情報やホームページ上のリンクがあれば嬉しいです。

 

一般部 第8位
吉祥寺支部 國枝厚志

練習について

打撃を中心に、シャドー、サンドバッグ、ミッド、マススパーを行いました。練習の反省としては、頭を使って練習することが足りなかったと思います。映像を見て、真似してみる、その真似が何故出来なかったのかなど、考えながら練習をすることが足りなかったです。

試合結果について

一回戦:
シード

二回戦:
いつも通り初戦は緊張し過ぎ、いつもの動きは出来ませんでした。組んだときに投げられてしまった場面があったので、打撃から組への繋ぎをさらに練習する必要があると感じました。

三回戦:
対戦するであろう選手だったので、試合のイメージは出来ていました。先手の攻撃のバリエーションを増やしていくべきであるとこの試合から感じました。

四回戦:
前回対戦した時と同じイメージでやり過ぎてしまったと思います。安易に膝を出しすぎてしまっていること、寝技の重要性を再確認した試合でした。

今後の課題について

今後の課題は体力ばかりに頼るのではなく、頭を使って戦うことがもっとも重要な課題であると考えています。今以上にフィジカルを強化をし、頭を使い戦うことで戦い方のバリエーションを増やしていきたいです。

来年以降の海外遠征(試合・セミナー)に参加したいと思いますか?またその理由も記入してください。(一般部のみ)

是非参加したいです。前回参加させていただき、世界との差を痛感させられたので、またチャレンジしたいと考えているためです。

 

一般部 特別賞
日進支部 川下義人

練習について

日進支部での日々の稽古に加え、ウエイトトレーニングをおおめに行い、時間をつくり走りこみなどの基礎体力の維持に取り組みました。

試合について

一回戦
シード

二回戦
最初の試合でしたが、冷静に戦うことができました。

三回戦
打撃で効果をとれず、判定負けです。さがりっぱなしだったので、フィジカルを強化しもっとパンチで効果をとれるようにしたいです。

今後の課題について

悔しい思いをしたので、来年結果をだせるようにより稽古に励みます。

海外遠征について

是非参加させていただきたいです。

モンゴル遠征で外国人選手と戦い、得るものが多かったのでもっと経験を積みたいです。

 

一般部 特別賞
浦和支部 渡辺慎二

練習について

ありがたいことなのですが、最近新規の入門者が続いていたためにそちらの指導に時間を取られて、正直なところあまり充実した自分の為の稽古はできませんでした。

そうでなくても普段から私の仕事は指導ですし、生徒は時間とお金を費やして道場に来てくれているので、自分の練習と生徒への指導を天秤にかければ当然後者が優先になります。なので例えばペアでやるような稽古(組技とかミットとか)では人数が奇数になれば私が外れることになりますし、偶数になったとしても大体は最も経験の若い子とペアを組むことになります。今回、定時稽古の中でできたものは週に3~4回程度のマススパーくらいでしょうか(予選前から首を痛めていた為、マスクスパーもほとんどしていません)。

後は、友好関係のある柔術サークルの方に混ぜていただき寝技スパーをするのが週二回(内一度は道着あり、一度は道着なし)。その他は自主練としてケトルベルを使ったサーキット(体力トレ)が週二回、サンドバックが週三回といったところです。

最も重視したのは自分の技を練ることで、これは定時稽古後や自主トレ時に一人で数多くやりました。試合を見た人にはすぐに分かってもらえると思うのですが、現在の私は構えも動きも大道塾のスタンダードから大きく外れた独自のものとなっています。あれは決して奇をてらったり恰好を付けてやっているのでなく、自分なりの技や動きの原理原則、戦いの戦略などがあってあのように動いているのですが、定時稽古の中で基本や移動をやるときには、生徒の為に「大道塾のスタンダードとしての正しい動き」を繰り返しやって見せねばなりません。ところがそれは私個人にとってはむしろ「自分の理想とする動きからは外れた形を自分に癖づけている稽古」になってしまうので、この辺はいつも悩みの種です。今回は特に先に述べた通り、初級者の為に「正しい基本をやって見せねばならぬ状況」が多かったので、特に自分の調子を落としやすい環境にありました。それ故、自分の今の動きの為に創作した独自の基本を自主練時に繰り返して、自分の技を練る練習は最も重要な部分でした。

試合結果について

二回戦:vs大橋選手(角田)
大橋選手とは三年前に一度闘っていてその時には私が判定勝ちを収めているのですが、一回戦の彼の動きを見ると当時に比べて飛躍的な進歩が感じられたので「三年前のことは忘れよう。油断をすると喰われるぞ」と試合前から警戒を強めました。試合が始まると凄い気合で前に攻め出てきたので自然と接近戦となりましたが、立ち組みの展開から膝と肘で優位に進めることができました。

三回戦:vs小芝選手(岸和田)
まだ30歳と若く、また二回戦で東北一位の選手を下して勝ち上がってきていたので、勢いがある選手でした。私の方は大会前より今回の目標(というかクリアすべき課題)をベスト8に置いていたので「ここは絶対に勝つ!勝たなければいけない!」と気合が入りましたが、それ故気持ちが先走りすぎて技や試合展開に関しバリエーションを持たせられなかったように思います。今から振り返れば「もう少し別の展開にも持って行けたんじゃないかなぁ?」という気がします。そこら辺も含めて、まだまだ実力が足りなかったということだと思います。

今後の課題について

先に述べたようにベスト8入りを目指していてそれが叶わず残念だったのですが、特別賞をいただけたのは望外の喜びでした。

自分の中では特別賞というのは「若手の登竜門」的なイメージがあります。例えば今回準優勝の目黒選手は2012年の無差別で特別賞を取っていますし、その前2011年の特別賞は谷井選手(と-250の藤田選手)でした。周りからどう見られているかは置いておいて(笑)、自分としては(カムバックしたのが49歳なので、そこから計算して)「キャリア4年のまだ若手」のつもりでいます。先に述べた彼らのように今回いただいた賞をジャンピングボードとして、さらに上を目指して頑張ります。

来年以降の海外遠征(試合・セミナー)に参加したいと思いますか?またその理由も記入してください。(一般部のみ)

もし海外の試合に出るチャンスをいただけるのでしたら、それに勝る喜びはありません。

私は83年に大道塾に入門し、87年に初めて選手として北斗旗(=全日本)の舞台に立ちましたが、当時から「いつか日の丸を背負って国際試合の舞台に立ってみたい」というのは究極の夢の一つでした。当時まだ大道塾の海外支部などはなく、自分も一回戦を勝ったり負けたりしている程度の選手でしたので、そんなことは夢のまた夢、夢というよりも夢想、妄想に近いものでしたが。

その後大道塾はどんどんと海外に広まり、ついには空道の名で世界大会を開催するまでになりましたが、私ははるか以前に現役を退いていて、立場を変えて審判としてその舞台に上がることはできましたが、それでも選手の人たちを眩しい目で、憧憬を持って見ていました。「選手としてあの舞台からはどんな景色が見えるんだろう?」「もし俺がそこに立てた時には何を感じ、考えるんだろう?」と。

今、自分でも思いもかけずに現役に復帰することになり、もう少し頑張って、もう少し強くなれればその夢を実現できるかもしれないところまで来ています。なんとしてもそこまでたどり着きたいと思っています。

(と同時にそこは決してゴールではなく新たな世界へのスタート地点であること、そこに立てた者にはそういう使命があることは十分に承知しております。そこまでを含めて夢を実現できるように頑張ります。押忍。)

 

女子部 優勝
札幌西支部 大谷美結

練習について

打撃中心に基礎練習、ディフェンス練習を行いました。
ガードを意識したことによって、相手からの打撃ポイントを防ぐことができて良かったです。しかし相手を見る時間が長く、手数が少なくなってしまいました。次は打撃でポイントを取る練習を心掛けていきたいです。

試合結果について

一回戦 戸田選手
延長でパンチによる効果ポイント1で勝ち。
反則技を出してしまい、大変情けない試合をしてしまって反省点ばかり残る試合でした。

二回戦 大倉選手
投げ技からの極めによる効果ポイント3で勝ち。
スピードが速く、テクニックがある選手なので、それを出させない様な戦い方を選びました。

決勝 今野選手
延長で判定勝ち。
テクニックがあり、一度負けている選手だったので、慎重に自分の得意も出しながら戦いました。

今後の課題・目標について

雑な部分がたくさんあるので、そこを直していきたいです。打撃中心に強い選手・うまい選手ともっと練習して、技術をたくさん吸収していきたいです。

私は世界で活躍できる選手になりたいので、今後の全日本、世界大会、ワールドカップ優勝狙っていきたいです。

海外遠征への参加について

是非参加したいです。海外選手と試合やセミナーで交流することによって、良い経験ができ、視野も広がります。自分の弱い部分も知ることができるので、とても大切だと思います。

押忍。