大会結果

《埼玉、茨城、宮城、東京》ワンマッチ交流戦

日時2023年04月29日(土)
会場岩槻文化公園柔道場

第1試合、U13ルール

・藤原 悠聖(日立,8級,134cm,35kg,11歳)判定3-0 國武 陸斗(草加,無級,133cm,34kg,11歳)

 

第2試合、空道ルール、3分2R

・岩田 純弥(草加,7級,160cm,69kg,21歳)〇 一本 × 佐藤 森(仙台東,無級,164cm,69kg,20歳)

※腕絡みによる

 

第3試合、U19特別ルール、3分本戦延長方式

・佐藤 然(日立,無級,170cm,54kg,15歳)×効果優勢勝ち〇 國武 勝希(草加,無級,160cm,54kg,15歳)

※國武に足払い→極め突きの効果1あり

 

第4試合、U19特別ルール、3分本戦延長方式

・江川 日笑(大宮西,Jr3級,173cm,70kg,15歳)×効果優勢勝ち 〇龍野 光宙(草加,無級,163cm,68kg,18歳)

※龍野に顔面パンチ効果6、江川にハイキック効果1あり

 

第5試合、格闘ルール、2分本戦延長方式

・陳 友斌(小岩,8級,173cm,78kg,36歳)×効果優勢勝ち 〇 品村 和輝(草加,8級,170cm,83kg,34歳)

※陳にマスク掴みの警告、品村に投げ→極めの効果1あり

 

第6試合、空道ルール、2分本戦延長方式

・矢間 啓三(杉並,8級,170cm,78kg,50歳)× 効果優勢勝ち 〇原田 真矢(大宮西,6級,172cm,78kg,45歳)

※原田にマウントパンチの効果1あり

 

第7試合、空道ルール、2分本戦延長方式

・木村 大介(大宮西,8級,173cm,76kg,53歳)× 判定0-3 〇 佐野 俊彦(大宮西,2級,158cm,57kg,59歳)

 

第8試合、エキシビション審査スパー、格闘ルール1.5分

・竹野 恵美(大宮西,無級,163cm, 60kg,39歳) 判定なし 月東 玲真(草加,1級,160cm,69kg,30歳)

第9試合、U13ルール

・村上 蘭(大宮西,無級,125cm,25kg,10歳) × 判定0-3 〇 品村 爽太(草加,無級,125cm,28kg,8級)

 

第10試合、U11ルールエキシビションマッチ

・藤原 悠聖(日立,8級,134cm,35kg,11歳) 判定なし 吉田 琉雅(草加,6級,140cm,50kg,10歳)

 

第11試合、U19特別ルール、3分本戦延長方式

・小笠原 悠弥(大宮西,Jr1級,170cm,60kg,16歳)〇 効果優勢勝ち × 伊藤 大心(仙台東,5級,171cm,70kg,20歳)

※小笠原に顔面パンチ効果2、伊藤にマウントパンチ効果1あり

 

第12試合、空道ルール、2分本戦延長方式

・伊藤 成記(大宮西,無級,170cm,65kg,50歳) 〇 延長判定3-0 × 大貫 浩司(仙台東,初段,170cm,59kg,60歳)

※本戦判定1-1

 

第13試合、空道ルール、3分本戦延長方式

・渡邉 慎二(浦和,六段,165cm,65kg,60歳) × 延長効果優勢勝ち 〇 月東 玲真(草加,1級,160cm,69kg,30歳)

※本戦判定0-1。延長戦で月東に顔面パンチ効果1、ハイキック効果1あり。

 

 

ベストファイター賞受賞者

・草加支部賞=村上 蘭(大宮西)、渡邉 慎二(浦和)

・日立支部賞=江川 日笑(大宮西)

・仙台東支部賞=龍野 光宙(草加)

・小岩道場賞=渡邉 慎二(浦和) ※W受賞

・浦和支部賞=月東 玲真(草加)

 

《埼玉、茨城、宮城、東京》ワンマッチ交流戦レポート

浦和/北本/大宮西支部長 渡邉慎二

 

4/29(土祝)、恒例のワンマッチ交流戦が岩槻文化公園柔道場にて行われました。今回は7道場から24名の選手が集結し、熱戦を繰り広げました。

 

それでは以下、いくつかの注目試合、好試合に関してレポートします。

 

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・岩田 (草加,160cm, 69kg, 21歳,7級)vs.佐藤 (仙台東,164cm,69kg,20歳,無級)

新鋭同士の対決は、組技得意の岩田が見事な腕絡みを決めて一本勝ちを収めました。ただし相手にタップの時間を与えずに力任せに腕を捻り上げた部分は反省を促したいところです。(※佐藤はこれにより肩関節を脱臼するも佐藤自身に知識があったので、すぐに自分で戻した為、大事には至らなかった。)

以前に「私は試合の時には全力で相手をつぶしに行きます。相手を殺すつもりで戦います。それが格闘技の試合というものだと思っています。その時、大事故が起こるかもしれませんが、それをそうなる前に止めるのは審判の役目であって、選手の問題ではありません」と発言した某プロ格闘家がいました。

この発言、バイオレンスの要素も含んだファイトをエンターティンメントとして見せるプロの格闘家としては問題ない発言かもしれませんが、(特にアマチュアの)武道家の姿勢とは相いれないものだと思います。

我々が武道を学ぶ目的は、強くなると同時に、その強さをコントロールできる力を持つことです。故に武道では「相手を無駄に傷つけずに制する」ことをその理想としています。これは組技系武道だけでなく、打撃系武道でも同じです。空手の理想形が一撃必殺であるのも、そこには「相手を無駄に傷つけない、苦しめない」との思想、哲学が入っていると私は思っています。
表面的には「相手によりダメージを与える(=より多く、深く、傷つける)ことが勝利になるのが格闘技の試合」ではありますが、武道家として試合に臨むのであれば、そこには野獣の戦いとは別の「節度」が必要だと思います。
岩田選手が技術的に素晴らしい試合を見せてくれただけに、更にもう一歩、精神的、哲学的にも素晴らしい姿を将来、そのファイトの中で見せてくれることを期待します。

 

・江川(大宮西,173cm,70kg,15歳, Jr3級)vs.龍野(草加,163cm,68kg,18歳,無級)

この試合も結果を先に書くと、龍野が「効果」6を取り、勝利しました。

もし、この試合が正式な交流戦ルールで行われていたなら、「効果」3で自動的に試合が終了となったのですが、今大会は独自ルールで開催されていたため、主審がセコンドや選手本人にまだ戦意があるかどうか、更に戦える状態であるかどうかを確認した上で、試合の続行を許可することになりました。そしてその結果、試合終了間際に、江川が渾身のハイキックで「効果」を取り返したところで試合終了となりました。

江川は、この試合がU19カテゴリーでの初戦でした。彼の今後の成長を考えた際、一方的な内容で試合を止められるか、最後に自分の実力や可能性を示して終わらせられるかでは、大きな違いが生まれたことでしょう。

その意味では、非公式ルールによる交流戦の良さ(or意義)が出た試合だったと思います。

(※ただし安全管理をおろそかにしてよいという意味ではありません。誤解なきようお願いします)

両者共にベストファイター賞受賞。

 

・木村(大宮西,173cm,76kg,53歳,8級) vs. 佐野(大宮西,158cm,57kg,59歳,2級)

木村は50歳の時に武道/格闘技経験ゼロで入門してきました。入門の理由は運動不足からくる健康問題です。できることから始め、それをコツコツと継続し、コロナ禍にも負けずに一年半で15kg、更にその後の半年で5kg、計20kgの減量に成功し、今回はとうとう試合にまでチャレンジすることになりました。

一方の佐野は今回、二日前に大会参加を決めました。木村がエントリーしたものの、彼に釣り合う適切な相手がいないことが分かった時点で「私で良ければ相手をさせていただきます」と名乗りを上げてくれました。いくら帯下とはいえ、身長で15cm、体重で19kg上回り、更に年齢でも6歳若い相手に「私で良ければ、、、」と言える人はまずほとんどいないでしょう。更に言えば、佐野は前回大会でも35歳差(!!)の相手と戦い、「あわや?!」というところまで追い込むシーンを見せています。

この両者の試合。それ単体で見たら(もしかしたら)特に盛り上がりもない、平凡なシニアクラスの一ファイトだったかもしれません。が、そのサイドストーリーを知るものとしては「とても熱い」、感動ものでした。

 

・小笠原(大宮西,170cm,60kg,16歳, Jr1級)vs.伊藤(仙台東,171cm,70kg,20歳,5級)

こちらも若武者二人の戦いです。今大会には若い選手が多く参加していて、頼もしく感じました(※高校生以上の参加者が全18名。内21歳以下が8名)。

U19カテゴリーでの初試合となる小笠原は、体重で10kg、年齢で4歳上回る相手に果敢に挑み、一方の伊藤も帯上の相手を恐れずに堂々と戦うという、二人の若さ溢れる、けれんみのない好試合になりました。

 

・伊藤(大宮西,170cm,65kg,50歳,無級)vs. 大貫(仙台東,170cm,59kg,60歳,初段)

両者の年齢合計=36の試合の後に、両者の年齢合計=110の試合が組まれました。このギャップこそが空道の持つ素晴らしき可能性を表現してくれていると思います。

さて、大貫選手は一昨年の全日本シニア選手権で準優勝しています。一方の伊藤選手はまだ白帯。 彼は以前、フルコンタクト空手緑帯の経験がありますが、空道のキャリアはわずか 1年半ほどです。

一般的に言えば、この 2 人が対決した場合、前者の一方的な勝利が予想されます。

しかし、伊藤選手の日々の練習の積み重ねと上達ぶりを見て(※伊藤選手は私、渡邉の生徒です)、いい試合ができると判断し、自信をもってマッチメイクしました。

そして、圧倒的に格上の相手との試合が決まって緊張する伊藤選手に「まだ若いんだから、頑張ってね」と伝えました。50歳の男性が「まだ若いんだから」って言われるんですよ?! 武道の世界って素敵じゃないですか?!(笑)

そして彼は言われた通りに、積極果敢に黒帯に挑みました。

一方の大貫選手は、10歳年下の元気なファイターを巧みな技でコントロールする姿を見せました。

この試合は、期待通りの好勝負となりました。

 

・渡邉(浦和,165cm,65kg,60歳,六段)vs. 月東(草加,160cm,69kg,30歳,1級)

もともと初~中級者の底上げをメイン目的として始まったこのワンマッチ交流戦ですが、出場選手の「格」に限定はありません。希望者は誰でも受け付けています(ただし釣り合う相手が用意できるかどうかはまた別の問題になりますが)。

今回は’21北斗旗全日本-230 Best4に輝いた月東選手がエントリーしてきました。例年ならば、この時期は北斗旗全日本に向けた関東予選の開催時期ですが、今年は世界大会の為にそれはなし。なので「この交流戦でぜひ試合をしたい」という希望です。

その対戦相手となったのは大会主催者でもある渡邉支部長本人。

両者は昨年秋の関東予選で一度戦っていて、その時は延長戦の末、月東選手の判定勝ちとなっています。

今回の対戦も、大会終了時には両者ともにベストファイター賞を受賞する激闘となりました。

 

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上記の試合の他にも、一般、シニア、U19の試合に関しては、動画をこちらの方にまとめて順次アップ中です。ぜひご覧になってください。

 

 

 

さて最後になりました。

前大会は小岩道場が初参戦(※今回も継続参戦)。そして今回は杉並支部から初の参加者がありました。

また、久しぶりに、遠く宮城県からも参加者がありました。

(※宮城県でも、以前にワンマッチ交流戦の企画が上がったものの、「参加選手が少なすぎて開催が流れた」ということが二度ほどあったそう。それで試合に飢えている(笑)若手選手が遠路はるばると参加してきたということです。声掛けと引率をしていただいた佐藤順師範代、ありがとうございました。)

前回のレポートでも書きましたが、私が初めて作った浦和同好会(※当時。現、浦和支部)も、千葉県内の支部だけで行われていた交流戦に参加させていただき、その経験をもとに選手を育て、道場を大きくしていったという経緯があります。今は逆に、新しくできた支部の成長、あるいは新しい刺激を求めている塾生たちに力を貸すことで、当時の恩返しができるならばこれに勝る喜びはありません。微力ではありますが、空道の普及と盛り上がりの為に、これからも頑張っていきたいと思っています。

これまで参加いただいたことがない支部からも、ご希望あればいつでも受け付けます。ぜひ渡邉までお声掛けください。

 

それでは、今回参加、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

次回の開催は、7/16(日)になります。次回もよろしくお願い致します。

押忍。

 

以上