決勝、白が林。延長戦でも旗がそれぞれの選手に2本ずつ挙がる互角の闘い、主審が林の勝利を宣告した。
20歳の佐藤と、19歳の林、今後、全日本トップ戦線、そして国際大会での活躍がみられる日が来ることを期待したい。

半年前の世界選手権－220クラス準決勝で大倉萌に延長旗判定3－2で敗れていたイラリア・アグレスタ（イタリア）より「日本旅行中に試合が出来ないか？」と全日本空道連盟に打診があり、11月3日の全日本選手権へ向け稽古を積んでいたものの、直前にマイコプラズマ肺炎に罹患したことで欠場を余儀なくされていた大倉萌に相談したところ、快諾。
こうして実現したワンマッチでのリターンマッチ、大倉（青）が、ハイキックや右ストレートをヒットし、相撲における「切り返し」的な小外掛けでテイクダウンを決め、延長旗判定5－0のフルマークでリベンジを阻止してみせた。