大会結果

2015年10月《埼玉、茨城、宮城、東京》ワンマッチ交流戦

日時2015年10月25日(日)
会場岩槻文化公園柔道場

※氏名の後のカッコ内は支部、級、年齢

《第1試合》U13ルール
・後藤 大和(日立,8級,8)〇 延長効果優勢勝ち × 中村 亜叶夢(草加,7級, 7)
  ※延長戦、後藤にハイキック効果1あり

《第2試合》U13ルール
・伊藤 一真(草加,8級,9)〇 延長判定3-0 × 織原 健成(北本,10級,10)

《第3試合》U13ルール
・後藤 啓人(日立,5級,13)〇 本戦効果優勢勝ち × 関根 隆斗(浦和,8級,12)
※本戦、後藤にハイキック効果1あり

《第4試合》U13ルール
・後藤 哉翔(日立,7級,11)〇 本戦効果優勢勝ち × 織原 聖基(北本,7級,12)
※本戦、後藤にハイキック効果1あり

《第5試合》格闘ルール、2分1R
・新井 修史(草加,4級,40)〇 効果優勢勝ち × 小島 大輔(北本,5級,35)
※新井にパンチ効果3、小島にパンチ効果2あり

《第6試合》格闘ルール、2分2R
・小関 優也(東北,7級,19)× 有効優勢勝ち 〇 三角 純(浦和,1級,37)
※本戦、小関にパンチ効果1、三角にパンチ効果1、
延長、小関にパンチ効果2、三角にパンチ有効1あり

《第7試合》格闘ルール、1.5分本戦延長方式
・坂本 一幸(草加,無級,25)× 本戦効果優勢勝ち 〇 園部 智弘(北本,7級,52)
※坂本にパンチ効果2あり

《第8試合》空道ルール、2分本戦延長方式
・斎藤 馨(草加,8級,41)〇 本戦技有優勢勝ち × 関根 正純(浦和,7級,45)
※斎藤にパンチ技有1あり

《第9試合》U13ルール
・伊藤 一真(草加,8級,9)× 本戦効果優勢勝ち 〇 岩﨑龍之介(大宮西,3級,9)
※岩﨑にハイキック効果2あり

《第10試合》顔面打撃ルール、2分2R
・関川 洋介(日立,8級,35)〇 効果優勢勝ち × 中村 洋介(北本,7級,41)
※1R、関川にパンチ効果2、中村にパンチ効果1
2R、関川にパンチ効果1、中村にパンチ効果1あり

《第11試合》空道ルール、2分1R
・糸井 陽一(総本部,1級,59)〇 判定3-0 × 藤田 浩司(大宮西,3級, 51)
※糸井にマスク掴み反則1あり

《第12試合》空道ルール、3分本戦延長方式
・飯野 晃司(御茶水,6級,21)× 本戦効果優勢勝ち 〇 西山 隆(草加,4級,44)
※飯野にニーインザベリーからの極め突き効果1、西山にパンチ効果3あり

《第13試合》空道ルール、1.5分本戦延長方式
・新井 修史(草加,4級,40)〇 延長効果優勢勝ち × 原田 浩樹(大宮西,4級,50)
※延長で新井にニーインザベリーからの極め突き効果1あり

《第14試合》基本ルール、1.5分本戦延長方式
・小関 優也(東北,7級,19)〇 延長判定3-0 × 庄司 航(日立,無級,20)
※庄司に顔面パンチ反則1あり

《第15試合》空道ルール、2分2R
・永戸 竜也(東北,初段,35)〇 1R腕十字固め一本 × 坂巻 直哉(北本,2級,31)

《第16試合》 空道、2分2R
・佐藤 順(東北,参段,48)× 判定1-2 〇 大坂 泰博(北本,1級,41)

 

ベストファイター表彰

浦和支部賞:園部 智弘(北本)
草加支部賞:小関 優也(東北)
庄司 航 (日立)
永戸 竜也(東北)
日立支部賞:永戸 竜也(東北)※W受賞
御茶ノ水支部賞:西山 隆(草加)

 

交流戦レポート

10/25(日)、年三回恒例のワンマッチ交流戦が岩槻文化公園柔道場にて開催されました。今回は埼玉、茨城、東京の他、遠く宮城県は東北本部からも参戦いただき、少年部5試合を含む、全16試合が執り行われました。
主催者(渡辺)の目から見て、今回はいつも以上に好試合が多かったように思います。

以下、さらりと目立った試合、選手に対してコメントします。

第14試合の小関選手vs庄司選手はそれぞれ19歳と20歳という若さ。けれんみのない両者のファイトは将来を期待させ、共にベストファイター賞を受賞しました。

またその小関選手は第6試合にも出場。1級の三角選手を向こうに回し、若さあふれるエネルギッシュな攻撃で「効果」ポイントを先行。「あわや金星!?」と思わせる活躍も見せました。一方、延長戦ももうラストというところまで追い込まれながら、「有効」を奪い返して意地の逆転勝利をもぎ取った三角選手のガッツも見事でした。

注目を集めたのは若い選手ばかりではありません。第11試合の糸井選手vs藤田選手は両者合わせて110歳の対決で、結果はキャリアと体格に勝る59歳の糸井選手が判定勝利。

世代を超えた対決も実現しました。第7試合の坂本選手vs園部選手は25歳vs52歳。敗れはしましたが、自分の半分以下の年齢の相手に一歩も引かぬ熱闘を繰り広げた園部選手。オヤジ世代の意地を見せました(園部選手はベストファイター賞を獲得)。

オヤジ世代の意地と言えば、第12試合の飯野選手vs西山選手の内容も素晴らしかったです。21歳、期待の新鋭飯野選手が「効果」を先取したものの、そこからギヤを上げた44歳西山選手が猛攻を仕掛け、終わってみれば「効果3」を奪う圧勝劇でこちらもベストファイター賞を受賞。全日本シニア王者の実力と「まだまだ若い奴らには負けんぞ」と言わんばかりの存在感を存分に見せつける形となりました。

ラストの二試合は更に盛り上がりました。第15試合に出場した坂巻選手は最近メキメキと実力を上げている勢いのある選手。その勢いを持って永戸選手にチャレンジする形のマッチメイクでしたが、北斗旗経験者の永戸選手は腕十字で一蹴。格の違いを見せてベストファイター賞をW受賞。

そしてメインイベント佐藤選手vs大坂選手。佐藤選手は言わずと知れた「全日本シニア三階級王者」。一方の大坂は「関東シニア王者」で、その両者の対戦となれば全日本シニアの決勝戦で実現してもおかしくない組合せ。主催者である私渡辺も「こんな豪華なマッチメイクをこんなローカルな交流戦で実現させていいんだろうか?」と悩んだほどでしたが、ともあれ試合は予想にたがわず緊迫感あふれる好試合となりました。

結果、2分2Rを戦って判定2-1という、どっちに転んでもおかしくない僅差の内容で大坂選手が勝利を上げましたが、4日前に交流戦があることを知ってからの急なエントリーで、当日は早朝から4時間半も車を走らせて参戦してきた佐藤選手の側からすればベストコンディションには程遠い状況。「本当の決着は次回だ」との思いは強いでしょう。次回以降は二人の実力にふさわしい大きな舞台で、数え歌のように今後何度も名勝負が繰り広げられることを期待しております。

全試合終了後はいつものように試合参加者、観戦者、入り乱れてのマススパーで道場間の交流を深めました。

この大会を通じて充実した空道ライフを送ることができる人が一人でも多くいてくれるように、またこの大会を足がかりに全日本から世界の舞台へと羽ばたく選手を出せるように、これからもがんばって行きたいと思います
次回大会は2月中旬の予定です。多くの方の参戦を期待しております。押忍。

浦和・北本・大宮西支部長 渡辺 慎二