大会結果

2018北斗旗 全日本空道体力別選手権 九州・沖縄予選&第50回 大道塾 九州・沖縄地区交流試合

日時2018年03月11日(日)
会場太宰府市総合体育館
2018北斗旗 全日本空道体力別選手権 九州・沖縄予選

【優  勝】 野崎允裕(筑紫野)

 

第50回 大道塾 九州・沖縄地区交流試合

U9 男女混合 25㎏以下
【優 勝】 久保田航貴(大野城)
【準優勝】 本田伶旺(朝倉)

U9 男女混合 35㎏以下
【優 勝】 小鳥佑真(朝倉)

U11 女子 30㎏以下
【優 勝】 深町美結(朝倉)

U11 男子 35㎏以下
【優 勝】 坂井 禅(筑紫野)
【準優勝】 高尾伊織(朝倉)

U11男子45㎏以下
【優 勝】 井関泰志(大野城)

U13男女混合
【優 勝】  浜 啓晟(筑紫野)
【準優勝】 増田悠人(筑紫野)
【第 3 位】 荒木 蓮(筑紫野)

U16女子55㎏以下 ワンマッチ
【勝利者】 中島みさき(筑紫野)

U16男子50kg以下
【優 勝】 鶴田響輝(朝倉)

U16男子70㎏以下 ワンマッチ
【勝利者】 鶴田 陸(朝倉)

シニア顔面打撃の部 ワンマッチ
【勝利者】 赤嶺慧星(大分)

シニア空道の部 
【優 勝】 小川哲朗(筑紫野)

 

大会レポート

3月11日、太宰府とびうめアリーナにて、2018年北斗旗全日本空道体力別選手権ならびに第50回大道塾九州·沖縄地区交流試合が開催された。第50回という節目を迎えた今大会、U9からシニアに至る最年少7歳、最年長49歳、総勢59名の選手が集い、覇を競う生涯武道の大会となった。

各クラス、迫力ある戦いが繰り広げられたが(特にU16の戦いなど、一般部の試合に勝るとも劣らない好試合がみられた)、ここは大会の本丸、北斗旗予選の試合を紹介したい。

今回予選は、古豪、中堅、若手入り乱れての組み合わせ、第一試合は昨年秋の大会で鮮烈なデビューを果たした俵屋とアジア大会代表野崎、キックを素地とする俵屋の打撃を警戒、野崎が組技から寝技、逆十字を狙う展開。俵屋、マウントパンチからの逆十字を一回はしのいだが、二回目のグラウンドで野崎、腕ひしぎを極め、一本.執念の勝利。

次は歴戦の古豪、小田と若手の張迫、ガンガンパンチを繰り出す小田に張迫もパンチ、膝で応戦、打撃では小田優位に見えたが、組技からグラウンドの展開では張迫、常に上をとる。が、最初のグラウンド、マウントを取ったはいいが、顔面に直接パンチ、これは反則。これに小田エキサイトしたか組んでの打撃、頭突き、張迫も応戦、大会屈指の熱戦となった。マスクをつかんでの反則もあったが、小田、黒帯の意地をみせて勝利。

野崎対張迫、野崎のフェイントをからめたストレートがヒット、効果。これに張迫、膝を打ち返して組んでの打ち合い、グラウンドも目まぐるしい展開、気の抜けない戦いとなった。試合巧者野崎がポイントをしっかりとって勝利。

次は軽量級俵屋と重量級藤田,体力差30。俵屋速いロー、腰の入ったパンチで果敢に攻めるが藤田も応戦、組んでから倒してマウントパンチで効果、続いての腕十字はしのいだが、俵屋、効果ポイントを取り返せず、藤田勝利。

藤田対小田、これも体力差20。体格で勝る藤田が小田に覆い被さるような展開。小田の闘志衰えず、果敢に打ち合いを挑むも、藤田、ローで崩してニーオンザベリーからのパンチで効果、寝技の展開の中で再び効果をとって勝利、野崎との決勝へ。

野崎対藤田、これも体力差30あるが野崎臆せず、後ろ回し、踵落としと攻める。藤田、捕まえて料理しようとするが組んでからもつれてグラウンド、一瞬の隙をついて野崎、ニーオンザベリーからパンチで効果。ポイントを取りかえそうと藤田前に出るが野崎、距離をとりつつ後ろ蹴り、パンチで反撃、グラウンドでも下からの打撃で積極的に応戦、文句なしの勝利、優勝。本大会、野崎の試合運びの巧さが光った。

壮、青、少それぞれの世代が各々精一杯頑張った、見ごたえのある試合が続いた大会であったと思う。この流れを大事に選手諸君には今後いっそうの精進を期待したい。

押忍、よろしくお願いします。

広島中央支部 村上 智章