大会結果

2025全日本空道ジュニア選手権大会関東予選&第12回関東地区空道交流大会

日時2025年09月07日(日)
会場雑司ヶ谷体育館

2025 全日本空道ジュニア選手権大会 関東予選

U11女子32㎏以下

優勝 髙橋ひまり 茨城県 水戸市 大道塾水戸同好会

U11男女混合32kg以下

優勝 吉田真風 東京都 豊島区 大道塾総本部道場
準優勝 品村爽太 埼玉県 草加市 大道塾草加支部

U11男子42kg以下

優勝 大森 奏 東京都 豊島区 大道塾総本部道場
準優勝 佐藤 獅 東京都 豊島区 大道塾総本部道場

U12男子37kg以下

優勝 鶴谷匠海 東京都 豊島区 大道塾総本部道場
準優勝 土屋遙真 長野県 佐久市 大道塾長野佐久道場

U12男子47kg以下

優勝 坂従太一 東京都 新宿区 大道塾新宿西支部
準優勝 長尾和宗 東京都 千代田区 大道塾御茶ノ水支部

U13男女混合42kg以下

優勝 十河結菜 長野県 佐久市 大道塾長野佐久道場

U13女子42kg以下

優勝 十河結菜 長野県 佐久市 大道塾長野佐久道場

U13男子42kg以下

優勝 小渡博貴 神奈川県 川崎市 大道塾新ゆり支部

U13男子52kg以下

優勝 早川拳志朗 東京都 新宿区 大道塾新宿西支部
準優勝 松本蒼士 埼玉県 草加市 大道塾草加支部

U13男子52kg超

優勝 松本 集 茨城県 水戸市 大道塾水戸同好会

U16男子48kg以下

優勝 藤代 天 新潟県 長岡市 大道塾長岡支部
準優勝 遠藤 尚 新潟県 長岡市 大道塾長岡支部

U16男子58kg以下

優勝 三村颯斗 東京都 新宿区 大道塾新宿西支部

U16男子68kg超

優勝 十河泰聖 長野県 佐久市 大道塾長野佐久道場

U19女子215以下

優勝 横山香織 東京都 豊島区 大道塾総本部道場

U19女子225以下

優勝 長谷川愛生 新潟県 長岡市 大道塾長岡支部
準優勝 鈴木ほの 茨城県 つくば市 大道塾つくば同好会

U19男子220以下

優勝 石川佳真 神奈川県 横須賀市 大道塾横須賀支部

U19男子230以下

優勝 早瀬敢汰 神奈川県 横須賀市 大道塾横須賀支部

U19男子240以下

優勝 七久保 蓮 東京都 豊島区 大道塾総本部道場
準優勝 佐川陽人 千葉県 香取市 大道塾香取同好会

U19男子250以下

優勝 櫻澤 悠 神奈川県 藤沢市 大道塾湘南支部

第12回 関東地区空道交流大会

U7男子 

優勝 柴田顕蔵 東京都 新宿区 大道塾新宿西支部
準優勝 小澤綾人 茨城県 つくば市 大道塾つくば同好会

U9男女新人戦

優勝 髙橋 煌 長野県 佐久市 大道塾長野佐久道場
準優勝 品村双葉 埼玉県 草加市 大道塾草加支部

U8男子

優勝 長谷川そら 東京都 豊島区 大道塾総本部道場
準優勝 氏家豪心 東京都 新宿区 大道塾新宿西支部

U9男子軽量

優勝 田中 瑠 東京都 豊島区 大道塾総本部道場
準優勝 白鳥詠大 長野県 佐久市 大道塾長野佐久道場

U9男子重量

優勝 義井叶夢 東京都 豊島区 大道塾総本部道場
準優勝 山岸悠人 東京都 大田区 大道塾大田支部

U10男子軽量

優勝 矢野陽太 東京都 大田区 大道塾大田支部
準優勝 越前利久 東京都 大田区 大道塾大田支部

U10男子中量・U13女子軽量混合

優勝 小島由路 東京都 新宿区 大道塾新宿西支部
準優勝 木下陽雄 東京都 豊島区 大道塾総本部道場

U10男子重量・U11男子軽量混合

優勝 Placius Raphael 東京都 新宿区 大道塾新宿西支部
準優勝 根本理来 東京都 新宿区 大道塾新宿西支部

U11男子重量・U12男子混合

優勝 多島慧悟 神奈川県 横須賀市 大道塾横須賀支部
準優勝 本橋優斗 東京都 八王子市 大道塾高尾支部

U14男子軽量

優勝 今藤士悠 東京都 豊島区 大道塾総本部道場

U14男子重量

優勝 今藤士悠 東京都 豊島区 大道塾総本部道場

U13男女

優勝 後藤 杏 東京都 豊島区 大道塾総本部道場

U13・U16女子混合

優勝 大西寿咲 神奈川県 横須賀市 大道塾横須賀支部

U16男子

優勝 三村颯斗 東京都 新宿区 大道塾新宿西支部
準優勝 高橋 琉 東京都 新宿区 大道塾新宿西支部

U19男子

優勝 須田健心 埼玉県 草加市 大道塾草加支部

シニア新人戦

優勝 彦田眞一 千葉県 成田市 大道塾成田支部

シニア軽軽量

優勝 小林正道 新潟県 長岡市 大道塾長岡支部
準優勝 藤田貴章 東京都 豊島区 大道塾総本部道場

シニア軽量

優勝 澤口哲男 東京都 江戸川区 大道塾小岩支部
準優勝 柴川 誠 東京都 江戸川区 大道塾小岩支部

シニア軽中量

優勝 山本隆人 神奈川県 横浜市 大道塾横浜北支部
準優勝 吉見和也 東京都 三鷹市 大道塾吉祥寺支部

シニア中量

優勝 新幡昭男 東京都 大田区 大道塾大田支部
準優勝 伊丹一輝 千葉県 成田市 大道塾成田支部

シニア軽重量

優勝 外山 博 東京都 三鷹市 大道塾三鷹道場
準優勝 小林一也 東京都 三鷹市 大道塾吉祥寺支部

シニア重量

優勝 安田卓矢 茨城県 水戸市 大道塾水戸同好会
準優勝 髙野 強 東京都 豊島区 大道塾総本部道場

シニア超重量

優勝 小野田 豊 新潟県 長岡市 大道塾長岡支部

女子A

優勝 大倉 萌 東京都 三鷹市 大道塾吉祥寺支部

女子B

優勝 前原映子 埼玉県 北本市 大道塾北本支部

一般男子新人戦

優勝 後藤由成 茨城県 つくば市 大道塾つくば同好会

一般男子軽量

優勝 今村将崇 東京都 豊島区 大道塾総本部道場
準優勝 秋山周太 東京都 中野区 大道塾東中野支部

一般男子中量

優勝 藤沢純也 千葉県 成田市 大道塾成田支部
準優勝 佐々木 翼 東京都 八王子市 大道塾高尾支部
第3位 佐藤潤平 埼玉県 草加市 大道塾草加支部

一般男子軽重量

優勝 並木仁也 東京都 千代田区 大道塾御茶ノ水支部
準優勝 平田裕紀 東京都 中野区 大道塾東中野支部
第3位 川畑怜生 千葉県 成田市 大道塾成田支部

一般男子重量

優勝 水村健太郎 東京都 豊島区 大道塾総本部道場
準優勝 高木健太 東京都 国立市 KICK THE BEAT国立

大会レポート

今大会、U7から60代のシニアまで、さまざまなレベルのカテゴリーに男女150人あまりがエントリーし、休日、午前の部・午後の部と、家族や道場の仲間の見守る中で闘いに挑んだ。「社会体育」を標榜してきた空道にとって、こういった「裾野の大会」が充実してきたことは、理想郷に近づいていることの顕れといえよう。
特に交流大会では、無着衣(プロ)MMAで王座戴冠(HEATウェルター級)、レスリングで国体準優勝、サンボで全日本(エスポワール)優勝、キックボクシングで鈴木悟(プロボクシング元ミドル級日本王者)にKO勝ち……といった実績をもつ高木健太、1996年の極真会館(当時大きく分けて2派に分かれていた中の一方の派=現在の新極真会)主催世界選手権日本代表であった山本雅樹のほか、MMA系選手など、空道競技向けの稽古を専門に行う団体(大道塾)以外の団体所属選手の出場が目立った。
大会を主催する東京都空道協会が、競技普及のために「空道以外の競技に取り組んできた選手が初めて空道競技に出場(交流大会レベルの大会へのトライアル出場)する場合は、道着や用具の貸与し、出場料は無料とする」という施策を採ったことの成果かと思われる。
一方で、2006年に初代全日本女子王者となり、その後も4度に渡り全日本を制した前原映子が2014年世界選手権以来11年振りの試合復帰し、5月の全日本体力別大会で―260クラスベスト4の水村健太郎、直近の世界選手権女子-220クラス準Vの大倉萌らトップカテゴリーの現役選手たちも出場するなど、バラエティーに富んだ面々が集う大会となったのだ。
結果、

  • 大倉は、ジュニアクラスで全日本制覇の実績をもつ高校生を圧倒して優勝
  • 前原は、やり投げの競技歴をもつ相手のフィジカルを持ち前のインサイドワークで封じ込め、ワンマッチ勝利
  • 山本は、56歳にして一般男子重量級1回戦を勝ち抜き、準決勝で高木に敗れるも、重い下段蹴りをヒットさせフルコンタクト空手の凄みを発揮
  • 高木は、水村との一般男子重量級決勝戦で、延長、スタミナ切れの様相をみせ、旗判定で敗れるも、ビッグスロー(大きく綺麗な投げ)の度合い・成功数では互角以上で、アキレス腱固めを極め掛けた

……とそれぞれ、観る者に「さすが」と声をあげさせる闘いぶりをみせた。
これらの試合をみて、あえて、今後に向けて考察すべきではないかと思われる点を挙げるならば、「交流大会」という大会が……

  • 基本的には、トップカテゴリー大会(全日本予選~世界選手権レベル)に出場するレベルにない選手向けの大会である
  • 白帯のジュニア・女性・壮年への参加を促し、競技の裾野を広げることが目的である
  • かつて空道で実績を残しながら「今は、昔のように激しい練習をしてトップ戦線で闘うつもりはないけれど、競技自体は好きだから、楽しむレベルで試合したい」という選手の受け皿ともなる
  • 他競技で実績を残しながら「空道の競技ルールで闘ってみたいんだけど、トップ戦線に挑むほどではなく、楽しむレベルで試合したい」という選手の受け皿ともなる
  • 大きな大会のない時期に試合経験を重ねておきたいトップ選手が出場することも認可する

……といった定義のもとに開催されているとするならば、これだけのニーズ対応を果たそうとすると、

  • 初心者向けと聞かされてエントリーした白帯が、過去実績のある選手にボコされ「話が違うじゃないか…。これじゃもう怖くて今後、出場する気になれない」と感じる
  • カジュアルな気分で参加した過去実績者は、圧勝すれば「強いんだからもっと上位の大会に出るべき」と、負ければ「かつて00の実績をもつ選手が敗戦!」と、いずれにせよ批評され、楽しめなくなる
  • 過去実績者が実績のない選手と対戦し、意識喪失を伴うダウンをさせた場合、主催者の安全管理が問われる

といった現象が生じる率をゼロに近づけることは難しいのではないか、ということである。
卓球のような身体接触のないスポーツなら現役トップ選手とお年寄りの対戦も問題ないのだろうが、相手の脳を揺らし、頸椎に負担を掛ける格闘技においては、このあたり難しい問題だ。
かといって、主催者がトーナメントを「この選手は強いから、事故のないよう、1回戦ではこの選手をあてて、2回戦では……」と算段をもって作為的に組んだりしたら、ブロックごとに強い選手と弱い選手が集中して平等性を欠くし、
そもそも、他競技の実績者が、謙遜からか、その輝かしい経歴をエントリーシートに記さずに出場申し込みをしてきて、主催者がその実力を把握せぬまま対戦を組むケースも想定される。
空道「交流大会」が市民スポーツとして、よりよき世界となるよう、エントリー資格の設定~トーナメントの組み合わせ設定に関して、最適解がみつかることを願いたい。

大道塾御茶ノ水支部 支部長 朝岡秀樹

 


一般男子重量1回戦。
山本(右)の右ストレートが今村剛(大道塾日立支部)を打ち抜く。
山本が旗判定5-0で勝利



一般男子重量準決勝。
山本が後ろ回し蹴りで高木の顔面をかすめ、高木は前腕での絞めで一本を奪う。
まったく異なるバックボーンの両者がそれぞれの持ち味を発揮した。
山本は2024全日本空道体力別選手権260+優勝者・宮原譲の空手における師であり、1984年に極真会館に入門後、全日本空手道選手権無差別ベスト16などの実績を誇る


一般男子重量決勝 水村(左)vs高木。
高木は2022年全日本体力別にエントリーしたことがあったが、この際は開催時期のスライドに伴い、出場が叶わなかった選手。
本戦・延長とも、打撃では水村の方が有効打が多く、組み技の展開では高木が勝っており、延長の末、水村に多く旗が挙がった


U19・交流大会入賞者


U7~U16入賞者

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はいチーズ!
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