大会結果
2016年6月《埼玉、東京、茨城、宮城、神奈川、栃木》ワンマッチ交流戦
日時2016年06月26日(日)会場岩槻文化公園柔道場
※カッコ内は支部、段級、年齢
《オープニングマッチ》 U13ルールエキシビション
・織原 聖基(北本,7級,12) エキシビションの為勝敗なし 岩﨑 信之介(大宮西,初段,14)
《第1試合》 U13ルール
・太田 斯道(横浜北,6級,8) 〇 本戦判定 × 斎藤 はやと(草加,無級,8)
《第2試合》 U13ルール
・佐藤 優河(日立,4級,9) 〇 本戦効果優勢勝ち × 中村 亜叶夢(草加,6級,8)
《第3試合》 U13ルール
・鎌倉 みなみ(浦和,7級,13) 〇 本戦効果優勢勝ち × 伊藤 一真(草加,7級,10)
《第4試合》 U13ルール
・織原 健成(北本,10級,10) × 本戦有効優勢勝ち 〇 岩﨑 龍之介(大宮西,2級,10)
《第5試合》 空道ルール、2分2R
・高橋 忠仁(横浜北,2級,30) 〇 1R 一本勝ち × 市川 孝文(総本部,3級,26)
《第6試合》 格闘ルール、2分本戦延長方式
・小関 優也(東北,5級,19) 〇 延長効果優勢勝ち × 今村 豪樹(浦和,7級,25)
《第7試合》 空道ルール、2分1Rのみ
・大倉 司(大宮西,初段,50) × 判定 〇 糸永 直樹(草加,弐段,47)
《第8試合》 空道ルール、2分本戦延長方式
・篠原 隆夫(御茶ノ水,6級,47) × 本戦効果優勢勝ち 〇 佐藤 順(東北,参段,48)
《第9試合》 顔面打撃ルール、2分1Rのみ
・木村 隆則(日立,無級,31) 〇 効果優勢勝ち × 坂本 一幸(草加,無級,26)
《第10試合》 顔面打撃ルール、2分1Rのみ
・高野 翼(日立,7級,30) 〇 効果優勢勝ち × 安東 寛崇(早稲田,無級,22)
《第11試合》 顔面打撃ルール、2分1Rのみ
・東原 光(日立,6級,27) 〇 効果優勢勝ち × 千田 尚武(大宮西,6級, 40)
《第12試合》 格闘ルール2分本戦延長方式
・吉本 琢哉(吉祥寺,5級,37) 〇 延長判定 × 関川 洋介(日立,7級,38)
《第13試合》 空道ルール、2分1Rのみ
・宮城 護(東北,5級,46) 〇 一本勝ち × 糸井 陽一(総本部, 1級,60)
《第14試合》 空道ルール、2分1Rのみ
・園部 智弘(北本,5級,52) 〇 判定 × 池田 健司(草加,無級,47)
《第15試合》 空道ルール2分本戦延長方式
・糸賀 快(栃木南,7級,16) × 本戦一本勝ち 〇 中村 洋介(北本,6級, 41)
《第16試合》 U13ルール
・織原 健成(北本,10級,10) × 本戦効果優勢勝ち 〇 小笠原 悠弥(大宮西,7級,9)
《第17試合》 格闘ルール、2分2R
・小関 優也(東北,5級,19) 〇 2R有効優勢勝ち × 田中 大樹(吉祥寺,無級,19)
《第18試合》 空道ルール2分本戦延長方式
・李 承運(早稲田,7級,25) 〇 本戦判定 × 曽根 龍一(草加, 6級,39)
《第19試合》 空道ルール、2分2R
・若松 大稀(総本部,無級,23) 〇 2R効果優勢勝ち × 根本 和磨(大宮西,7級,19)
《第20試合》 空道ルール2分本戦延長方式
・野畑 智樹(早稲田,無級,20) × 本戦判定 〇 斎藤 馨(草加, 6級,42)
《第21試合》 空道ルール、2分1Rのみ
・青木 零也(日立,無級,19) 〇 効果優勢勝ち × 三角 純(浦和,1級,38)
《第22試合》 空道ルール、本戦3分延長2分
・飯野 晃司(御茶ノ水,4級,22) × 延長判定 〇 坂巻 直哉(北本,2級,32)
《第23試合》 空道ルール、2分2R
・高橋 忠仁(横浜北,2級,30) 〇 2R効果優勢勝ち × 髙田 大(浦和,参段,40)
《第24試合》 空道ルール、2分2R
・深草 宏之(吉祥寺,初段,52) × 1R一本勝ち 〇 糸永 直樹(草加,弐段,47)
《第25試合》 空道ルール2分本戦延長方式
・小林 一也(吉祥寺,初段,41) × 延長効果優勢勝ち 〇 佐藤 順(東北, 参段,48)
《第26試合》 空道ルール2分本戦延長方式
・水戸部 隆弘(吉祥寺,初段,45) × 本戦効果優勢勝ち 〇 水落 太郎(浦和,2級,34)
《ベストファイター賞》
【東北本部賞】
・高橋 忠仁(横浜北)
【浦和支部賞】
・若松 大稀(総本部)
【吉祥寺支部賞】
・佐藤 順(東北本部)
【日立支部賞】
・木村 隆則(日立) ・糸永 直樹(草加)
【草加支部賞】
・佐藤 優河(日立) ・小関 優也(東北)
【栃木南同好会賞】
・岩﨑 龍之介(大宮西) ・鎌倉 みなみ(浦和)
交流戦レポート
6/26(日)、埼玉県の岩槻文化公園柔道場にて、年三回恒例のワンマッチ交流戦が開催されました。
梅雨の中休みの暑さの中、また遠いところ、参加いただいたのは6地区12道場(総本部、東北本部、草加、日立、栃木南、吉祥寺、御茶ノ水、横浜北、早稲田、浦和、北本、大宮西:順不同)。エキシビションを含み全27試合が行われました。
以下、私(渡辺)の趣味に基づき(笑)いくつか目立った試合、選手に関してコメントします。
《第2試合》 佐藤 優河(日立)vs 中村 亜叶夢(草加)
・佐藤選手は初試合とのことですが、鋭い突き蹴りが次々と繋がり、また相手に押し込まれたときには「両襟をつかんで」引きまわして投げるor体を入れ替える(※大人の試合では首相撲でよく見られる技だが、少年部ルールでこれをやると反則になるので両襟をつかんでやっている模様)等、完成度の高い組手を見せました。一方の中村選手、初勝利こそなりませんでしたが帯上、年上の選手を相手に健闘し、確実に成長が感じられました。
《第6試合》 小関 優也(東北)vs 今村 豪樹(浦和)
・春の東北交流戦一位の小関選手に対して、今回初試合の今村選手が大健闘。ラグビーで鍛えた組力を武器に本戦は有利に進めたものの判定は引分け(※おそらく「経験を積むことを第一目的とした非公式戦」の為、「とてもいい試合だからもう少しやらせたい」と審判が判断したのだと思われます)。延長も五分に進めたものの、最後の最後にパンチで効果を奪われ逆転負け。逆に小関選手はギリギリのところで劣勢を覆し、経験の差と東北一位の意地を見せました。
《第15試合》 糸賀 快(栃木南)vs 中村 洋介(北本)
・16歳vs41歳の対決。ブラジリアン柔術茶帯の中村選手が得意の寝技で一本勝ちするも、糸賀選手も若さあふれる活きのいいファイトを見せ、将来を期待させました。(今回は残念ながら不参加でしたが)前回大会(2016/2月)で北斗旗選手を破る金星を上げて場内の度肝を抜いた臼井選手とともに、今後関東、全国へと羽ばたいて欲しいと願っています。
《第15試合》 糸賀 快(栃木南)vs 中村 洋介(北本)
・16歳vs41歳の対決。ブラジリアン柔術茶帯の中村選手が得意の寝技で一本勝ちするも、糸賀選手も若さあふれる活きのいいファイトを見せ、将来を期待させました。(今回は残念ながら不参加でしたが)前回大会(2016/2月)で北斗旗選手を破る金星を上げて場内の度肝を抜いた臼井選手とともに、今後関東、全国へと羽ばたいて欲しいと願っています。
《第19試合》 若松 大稀(総本部)vs 根本 和磨(大宮西)
・MMAスタイルの若松選手が力強いパンチからタックル→寝技で攻めたて、キックスタイルの根本選手は寝技をキッチリと凌ぎながらスタンド勝負、相手の前進を前蹴りで止めながらハイキックを狙うという、両者持ち味を出した好試合でした。両者「効果」を取り合う熱戦の中、最後の軍配は若松選手に。若松選手=23歳、根本選手=19歳。若く才能豊かな両選手の将来を大いに期待させた一戦でした。
《第22試合》 飯野 晃司(御茶ノ水)vs 坂巻 直哉(北本)
・こちらもMMAスタイルとキックスタイルの闘いでしたが、今度はキックスタイル(=坂巻選手)の勝利。残念ながら今回も飯野選手は(顔ありルールでの)初勝利はなりませんでしたが、毎回の参加の度に少しづつ組手スタイルを変えてきて「この試合に向けて工夫、練習してきているな」と思わされます。「これ」という自分の形=勝利パターンを見つけることができれば一気に伸びるでしょう。今後も継続参戦を期待します。
《第24試合》 深草 宏之(吉祥寺)vs 糸永 直樹(草加)
・私(渡辺)の個人的趣味に基づけば(笑)今大会のベストバウトでした。 私はいつも生徒に言うのですが「空道を楽しんでほしい」と。ただ「怖い、痛い、苦しい」だけで、それを「武道だ、修行だ」と眉間にしわを寄せながら耐える必要はありません。少しも「楽しい、面白い」と思えないようなことに一生懸命にならなければいけないほど皆人生は暇じゃないでしょう。空道の稽古は怖いこと、痛いこと、苦しいことも多少は(笑)あるけれども、それらも全部含めて「楽しみ」だと。それ以上の楽しさ、面白さがある、と感じるから貴重なお金と時間を費やして道場に来るのでしょうから、だったらその分思いっきり楽しんでね、と。道場が楽しいと思い、空道の稽古(と時に試合と)を通じて自分の人生を充実させる、幸せになる。それこそが「武道を生きる」ということであると思います。そしてそういった時空間を作り上げるのが支部長の仕事だと私は思っています。
この試合、普段から仲のいい二人が、試合中も「楽しくてしょうがない」といった風に満面の笑みを浮かべながら殴り合っていて、サイコーでした。(笑)
まだまだコメントしたい試合もたくさんありましたが、キリもないのでこの辺で。
全27試合という(おそらく過去最高の)試合数でしたが、皆様にご協力いただいた結果、スムーズに進行し、恒例の「交流戦終了後のマススパー祭り」も十分な時間を持って実施できました。これを楽しみに来られている選手、観戦者も多いので、主催者としてはホッとしました。ありがとうございました。 ちなみにこのマススパー祭りの中で、なんといっても注目を集めたのは飯村支部長。自ら積極的に輪の中に入り、多くの選手に稽古をつけてくれました。最近の彼のブームは足払いのようで「年を取ってくると疲れるから(相手を)コカして休むんです(笑)」とのことでしたが、その足払いはまさに美技。アートのレベルの妙技で片っ端から相手を転ばせて、対戦相手、観戦者から溜息がもれていました。
最後にもう一度。多くの方々のご協力のおかげで、今交流戦も無事終了することができました。皆様、ありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。次回開催は10/末の予定です。押忍。
浦和/北本/大宮西 支部長
渡辺慎二