大会結果

2024年7月 ワンマッチ交流戦

日時2024年07月14日(日)
会場岩槻文化公園体育館 柔道場

《第1試合》U13ルール投げ無し

 エキシビションマッチの為、勝敗無し
 村上 蘭(大宮西)  
 阿部 心美(日立)

《第2試合》U13ルール

 勝利者 大出 成太郎(草加)

《第3試合》U13ルール

 勝利者 品村 爽太(草加) 

《第4試合》空道ルール2分

 勝利者 塚越 海人(大宮西)

《第5試合》空道ルール2分

 勝利者 佐藤 貴紀(仙台中央)

《第6試合》空道ルール2分

 勝利者 原田 真矢(大宮西)

《第7試合》空道ルール3分1Rのみ

 勝利者 掛須 裕貴(御茶ノ水)

《第8試合》U13ルール

 勝利者 村上 蘭(大宮西)

《第9試合》U13ルール

 勝利者 大出 成太郎(草加)

《第10試合》空道ルール3分

 勝利者 曽根 憲介(仙台中央)

《第11試合》空道ルール2分

 勝利者 佐藤 貴紀(仙台中央)

《第12試合》U19ルール3分

 勝利者 江川 日笑(大宮西)

《第13試合》空道特別ルール3分

 (=体力指数差23だが、①立ち技での掴みは5秒のみ ②ただしその間の打撃に制限なし(手技も頭突きも有効) ③金的攻撃は認めず)
 勝利者 飯田 諭(大宮西)

ベストファイター賞

 草加支部賞 
 村上 蘭(大宮西)
 江川 日笑(大宮西)

 仙台中央支部賞 
 村上 蘭(大宮西) ※W受賞

 横浜北支部賞 
 阿部 心美(日立)

 浦和支部賞 
 大出 成太郎(草加)

 水戸つくば支部賞 
 佐藤 貴紀(仙台中央)

 成田支部賞 
 江川 日笑(大宮西) ※W受賞

 日立支部賞 
 飯田 諭(大宮西)

交流戦レポート

7/14(日)、首題の大会がさいたま市の岩槻文化公園体育館柔道場にて開催されました。
この施設には冷房設備はあるのですが、柔道場のある場所が2階建ての2階、つまり屋根からの熱が直接降りてくるという条件の悪さがあり、昨年の同大会ではあまりの暑さに熱中症になる選手が出てしまい、大変な思いをしました。ですので、当初、今年は少し違う時期、違う場所での開催を検討していましたが、残念ながら適切な時期に適切な場所は見つからず。

少し(かなり)心配もあったのですが、幸いにも当日は曇り空。暑いことは暑いのですが、昨年ほどの殺人的な室温にはならず、無事終了することができました。
参加協力いただいた各支部の皆様に感謝いたします。

特に成田支部からの初参加は非常にうれしく思いました。以前のレポートでも何回か書いていますが、私が初めての浦和同好会を立ち上げた際、成田の伊藤支部長(当時)にお願いし、千葉県内の支部間で行われていた交流試合に参加させていただき、そこでの経験を足掛かりに全国、世界で活躍できる選手を育てられるようになったという経緯があります。それから30年の時を経て、今度は私が主催する交流戦に成田支部から来ていただけたのは、まさに「ようやく直接の恩返しができた」という思いでした。
「これまで参加してなかったけれど、ぜひウチも混ぜてください」という支部、道場、同好会の方がいらっしゃいましたら、お気軽に声掛けしてください。

それぞれの試合に関して言えばとてもレベルの高い熱戦が多く、これも主催者としてとてもうれしいことでした。いつものようにYouTubeに再生リストを作ってまとめて全試合をアップしてありますので、ぜひご観戦ください。
(再生リストはこちらhttps://youtube.com/playlist?list=PLvVju5c9tSxWKWd7BmchCHvX25vYadc9M&si=24T6UQDAqOOSBwYs)

中でも特記しておかねばならない試合が一つ。
今大会の最終戦となった飯田vs.今村の試合ですが、この両者の体力指数差は23。現行の空道ルールでは「掴んでのパンチ、肘打ち、頭突きは違反行為。蹴りによる金的攻撃が有効」となっていますが、、、

①技と言うものは無意識的に出るものなので、その場で「この試合はこれが違反行為」と言われてもコントロールできないのが普通ではないか??
②特に体力指数差が30以上になると掴んでの攻撃が一切認められなくなる。空道ならではの攻防を制限した試合が、本当にそれで良いのか??
③スポーツ協会への加盟、更にはオリンピックを目指す競技として、金的蹴りを認めることの是非。

等が以前から疑問視され、検討されています。
そこで今回は、両選手の了解を得たうえで「掴んでの打撃はフリー。ただし時間は5秒」「金的蹴りは違反行為」の特別ルールで実験的にやってみました。結果としては初回の掴みの攻防時のみ「待て」の後の攻防が続いてしまいましたが、その後はとてもスムーズに試合が進行しました。
掴みの時間が5秒で良いのかは検討の余地があるとしても、「対格差がある場合でも空道ならではの掴んでの打撃は認めつつ、時間制限を短くすることで安全性を確保する」、このやり方は現状の問題点の解決策の一つになりうると個人的には思いました。

皆様もぜひご覧になったうえで、感想なりを教えていただければ嬉しいです。
以上

浦和/北本/大宮西支部長 渡邉慎二

メモリアルフォト

・対格差、年齢差のある相手に最後まで食らいつく闘志を見せた阿部選手(日立:右)

・テクニカルな試合を見せた村上選手(大宮西)の見事な蹴り足キャッチからのテイクダウン。

・白帯ながら関東チャンプを相手に大健闘を見せた大出選手(草加:手前)

・見事な投げ→極めで「効果」を奪う佐藤選手(仙台中央)

・若さと闘志が溢れる殴り合いを見せた江川(大宮西:右)と藤澤選手(成田:左)

・特別ルールで認められた 掴んでのパンチで「効果」を奪う飯田選手(大宮西)